S103のボルトロス

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Pokémon Scarlet and Violet Ranked Battles Season 9



【構築経緯】

サーフゴーとれんげきウーラオスの攻撃範囲の補完が取れていたため、2匹をサポート出来るように組みました。

クローズドBO1において優先度+1でおいかぜを展開できるトルネロスを高く評価していたため、おいかぜをサポートの要素の1つして加えました。

イッカネズミ+サーフゴーの並びを長く使用しており、今季の強力なアタッカーたちに対していい勝負ができそうだったためシーズン1で使用していた受け寄りのおいかぜパを意識した構築を組むという方向性が決まりました。

今までの経験からイッカネズミ+サーフゴーの並びにはいかくの特性を持つポケモンが必須であるという結論に至っていたためいかく枠としてランドロス、残りは補完枠としてフィールドを書き換えられる点とガチグマに強めな点を評価してゴリランダーを採用して6匹が決まりました。


【個体解説】

トルネロス(けしんフォルム)@ オボンの実
とくせい:いたずらごころ
テラスタイプ:ゴースト
実数値:186(252)-×-123(172)-146(4)-116(76)-132(4)
せいかく:すぶとい

  • こがらしあらし
  • あまごい
  • おいかぜ
  • ちょうはつ

耐久
れんげきウーラオスのすいりゅうれんだ+ハバタクカミのムーンフォースを大体耐えるライン

おいかぜによって味方の素早さを補助することが主な役割です。ぼうぎょに厚く育てる事でれんげきウーラオスに余裕のある立ち回りが可能となっています。
あまごいは味方のれんげきウーラオスの火力補強だけでなく炎技から味方を守ったり、天候パを妨害したりと多岐にわたって活躍しました。パーティ全体の素早さが遅めのため、トルネロスミラーの際は先に相手のトルネロスを倒してから後出しおいかぜをすることを意識していました。
ちょうはつモロバレルやサンダーを止めるために使う事が多かったです。
こがらしあらしの命中に泣かされることが多かったですが、モロバレルが後出しされる方向を考えなくていいのが本当に強いので変えられませんでした。
テラスタイプはねこだましで止まらないためゴーストにしています。

ウーラオス(れんげきのかた) @ こだわりスカーフ
とくせい:ふかしのこぶし
テラスタイプ:みず
実数値:183(60)-188(164)-121(4)-×-95(116)-138(164)
せいかく:いじっぱり

調整はcobaltさんのポストから拝借
おいかぜミラーの際にハバタクカミやパオジアンに対して強く出るためにこだわりスカーフ型にしました。ウーラオスの攻撃をまもるで凌ぐ選択肢が取れない都合上相手にテラスタルを切らせやすく、とんぼかえりで様子見する動きが強力でした。
すいりゅうれんだを受けにきたポケモントルネロスに弱いことが多いのでとても噛み合っていたと感じました。
攻撃性能はもちろんのこと、耐性も強力で非の打ち所がないポケモンとなっています。テラスタイプは攻守どちらにも優れたみずテラスタルです。



サーフゴー @ こだわりメガネ
とくせい:おうごんのからだ
テラスタイプ:はがね
実数値:171(68)-×-116(4)-202(244)-112(4)-128(188)
せいかく:ひかえめ

S-準速グレンアルマ抜き

レギュD最強アタッカーの一角であるウーラオスの補完が取れていると感じたことと、使い慣れているといる理由で採用しました。技構成は瞬発火力が期待できるゴールドラッシュ、テツノカイナを意識したサイコショックヒードランを意識したきあいだま、受けポケモン全般やふいうちを透かすためのトリックで完結しました。今季はサーフゴーが多かったためシャドーボールが欲しいと感じる場面もそこそこありました。
従来のおいかぜパはキノコのほうしの受けがゴリランダーのみのため展開次第ではモロバレルを自由に動かさせてしまうことが多いですが、サーフゴーがいることでそれが解決できる点が強力だと感じました。
テラスタイプは火力を押し付けることとふいうちやシャドーボールを等倍で受ける目的ではがねとなりました。

イッカネズミ @ ゴツゴツメット
とくせい:フレンドガード
テラスタイプ: みず
実数値:181(252)-96(4)-126(196)-×-101(44)-133(12)
せいかく:わんぱく

HB-カイリューのノーマルテラスタルしんそく(わざわいのつるぎ込み)耐え
HD-ハバタクカミのこだわり眼鏡ムーンフォース耐え

このゆびとまれやフレンドガードのサポート性能ははもちろん、いかりのまえばで耐久ポケモンを大きく削れることと、サーフゴーとタイプ的な補完が取れている点を評価して採用しました。また、サポート寄りのポケモンでありながらトルネロスと並べてもバリューを出せるのは魅力的だと感じます。
れんげきウーラオスインファイトorすいりゅうれんだ3発をイッカネズミが受け、サーフゴーのゴールドラッシュの圏内に入れる動きがとても強力で、この動きで多くのeasy winを拾うことが出来ました。
ゴーストタイプに何もできないことと、いかりのまえばを強く使うためにバトルチームのすばやさラインを低めにせざるを得ないことが難点です。しかし、本来後出しが成立しないポケモンに対して味方の後出しが成立することが実現するためおいかぜパでありながら硬派なサイクル戦も可能になりました。
テラスタイプはパオジアンやれんげきウーラオスを意識したみずとなっています。

ゴリランダー @ とつげきチョッキ
とくせい: グラスメイカ
テラスタイプ: ほのお
実数値:193(140)-194(252)-111(4)-×-92(12)-118(100)
せいかく:いじっぱり

この構築においてじしんを半減できることは大きく試合を左右することと、ねこだましとんぼがえりによる盤面の管理能力が高いため採用しました。
パオジアンを抜いた都合上、ワイドフォースの通りがとても良いため、サイコフィールドを書き換えられるという唯一無二の性能を持ったポケモンとしてとても心強かったです。ヒードランに対しても、じだんだを受けるためにテラスタルを使用するとゴールドラッシュが通るという動きが強力でした。

suicaパのゴリランダー+2

ランドロス(れいじゅうフォルム) @ おんみつマント
とくせい: いかく
テラスタイプ: みず
実数値:193(228)-198(116)-111(4)-×-101(4)-131(156)
せいかく:いじっぱり

A-ダブルダメ地震で少し硬いイーユイが倒せる程度
S-準速ヒードラン+2

元々は鉢巻ヒスイウインディを採用していましたがサーフゴーの苦手なイーユイやテツノカイナの解答としては今ひとつだったためそれらに強めなランドロスを採用しました。最終日の日付が変わってからの採用となりましたがこの変更は大正解で、600位からこの順位まで駆けあがることが出来ました。副産物としてまもるが使えるポケモンが増えた事でおいかぜやトリックルームの時間稼ぎが容易になったのと相手のヒードランやサーフゴーも怯えなくてすみました。じしんとゴールドラッシュの両方を受けられるポケモンは少ないです。
テラスタイプはイーユイとれんげきウーラオスを意識したみずとしました。



【動かし方のコツ】

再戦などで立ち回りを変える場合があるのであくまで方針だけ載せます。

おいかぜミラー編

vs suica
初手 
裏  

トルネウーラと入られることが多いです。イッカネズミでこのゆびとまれをしながらゴールドラッシュでテンポをとります。トルネロスを早めに倒して、こちらだけおいかぜが展開してある盤面を目指します。

基本選出がこれです。

vsアンセナパ
初手 イッカサーフ
裏  トルネ+何か

トルネサーフやトルネドラゴと入られることが多いのでイッカネズミはまもるを使いながらまたしてもサーフゴーでテンポを取ります。
鋼テラスタルのメリットの1つはゴルラ3発で相手のサーフゴーを倒せることです。

vsアノホラグサ
初手 トルネウーラオス
裏  イッカネズミサーフゴー

アノホラグサに対してゴツメダメ+ゴールドラッシュで処理する動きを狙うため、後発からイッカサーフを出します。ウーラオストルネロスを残さないと勝てない状況でアノホラグサが来たらパワーウィップの方向にサーフゴーを出して、イッカネズミも隣から出します。きつい。



スタン編

vs日本big6

初手 イッカサーフ
裏  トルネロスウーラオス

初手はパオカイナが多いです。パオジアンの悪技はサーフゴーが耐えられるのでサイコショックでテツノカイナを狙います(災の剣でめっちゃ入る)。
イッカネズミがいるとトルネロスがパオジアンのつららおとしを耐えることが出来ます。
ランドロスを選出してもいいかもしれませんが、立ち回りの方針を上手くまとめられないままシーズンが終わってしまいました。

vsカイナイーユイバレル
初手 ランドロスイッカネズミ
裏  サーフゴー+トルネロス

ランドロス方向にねこだましが飛んでくるターンにどれだけアドバンテージを取れるかの勝負です。イッカネズミはいかりのまえばギャラドスモロバレルを削っていきたいです。
1回しか負けなかったけどその負けが21チャレの熱風急所で大泣きしました。

ギミック系

vsガチクレセ

初手 ゴリラ+サーフゴー
裏  イッカネズミ+ランドロス(トルネロス)()

サーフゴーで荒らして、トリックルームのターンを稼いで、サーフゴーで荒らすという感じです。出来るだけ数的不利を取られないように動きたいですが、ランドロスでいかくを入れるターンにからげんき+ムーンフォース集中でゴリランダーが倒されてしまうとしんどいためランドロス引きのターンにはクレセリアにはみかづきのいのりを要求させておきたいです。


vsグレンアルマ
初手 トルネ+サーフ
裏  ゴリラ+イッカネズミ

あまごいとグラスメイカーでグレンアルマの技をさ受け流します。くだけるよろいとじゃくてんほけんを発動させないように、出来るだけトルネロスとサーフゴーでグレンアルマを削るのがポイントです。ゴリランダーにゴツゴツメットダメージが入ると負けそうな時は味方にとんぼがえりするなどの柔軟性も必要です。

【結果】